みみ、はな、のどの病気についての解説
鼻血の止め方 やさしい
鼻血は、入口から1~2センチぐらい入った内側面(左右のしきり、鼻中隔といいます)から出ることが多いのです。ここには細かい血管が表面に集まっているので出やすく、さらにアレルギー性鼻炎を持っている子どもに出やすい傾向があります。
鼻血を止めるには、この出血部位に圧力をかけることが大切です。具体的には、小鼻を内向きに押すということです。くさいときに鼻をつまむときよりも奥目をしっかり押してください。圧迫時間は5分では足りないことが多く、10分ぐらい必要な場合もあります。
よく、小鼻ではなくもうすこし上の鼻骨のあるところを押している方もありますが、無効です。鼻中隔に圧力がかからなくては効果がありません。
また、上を向かせるのはのどに血が流れるだけで止血の効果はありませんし、血を飲み込んでしまうと、後で気分が悪くなって吐いてしまうこともあります。のどに流れた血は飲まずに出しましょう。後頭部をたたくのも意味がありません。
このような方法で止まらなかったり、繰り返すときは耳鼻科を受診しましょう。
[2019/06/10]