東灘区 たぶち耳鼻咽喉科 JR住吉駅に直結徒歩2分

みみ、はな、のどの病気についての解説

こどもの中耳炎が治りにくいのは、どんな時でしょう やさしい

 中耳は鼻の奥とだけ、耳管という管でつながっています。風邪などで、鼻の奥から菌がその管を通って耳に上がると中耳炎になるのです。その後、鼻の奥がきれいになると中耳炎が治っていきます。ですから、ずーっと鼻が出ているお子さんは中耳炎の治りが悪いのです。

 2歳未満のこどもでは風邪などに対する抵抗力が弱いので、治りにくい傾向があります。

 保育所などの集団保育に通っているお子さんも、毎日風邪をもらっているようなものですので、中耳炎になりやすく、治りにくい傾向があります。また、集団保育でもらう菌は、耐性菌が多いので抗生物質の効きが悪い印象もあります。

 でも、集団保育のお子さんなどで少々中耳炎を繰り返しても、ほとんどの場合は5~6歳ころに中耳炎から卒業していきます。難聴が残ることはめったにありませんが、幼児期の中耳炎もその都度治療が必要です。

[2017/10/22]