みみ、はな、のどの病気についての解説
インフルエンザやおたふく風邪ではどのくらい学校、幼稚園、保育園を休まないといけないの? ちょっと詳しい
学校保健安全法により次のように決まっています。これは感染力に関する近年の研究に基づくものとされています。
〇インフルエンザの場合
保育園、幼稚園:発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過するまで
小学校以上 :発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで
どういう意味かというと、たとえば日曜日に熱が出始めたとします。日曜をゼロ日と数えて、①月、②火、③水、④木、⑤金曜まで休みましょうということです。
また小学校以上の生徒で、熱が下がるのが遅れて木曜にやっと解熱したとしますと、①金、②土まで休みとなり、さらに幼稚園児などでは①金、②土、③日まで休むことになります。
〇おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の場合
耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで
日数の数え方はインフルエンザと同じです。ただ、耳下腺の腫れは2週間程度残ることがあり、その際は見た目はまだ腫れているのに学校に行き始めることになります。
また、全身状態が良好という意味は、熱は下がり、痛みもなく食事も十分できるということです。
どちらの病気も上記の日数を過ぎれば絶対にうつらないということではありません。ほぼ大丈夫でしょうという基準と考えてください。
[2017/11/10]