東灘区 たぶち耳鼻咽喉科 JR住吉駅に直結徒歩2分

みみ、はな、のどの病気についての解説

耳鼻科健診で、耳垢栓塞、鼻炎、副鼻腔炎などと診断された やさしい

 耳鼻科健診の結果、“耳垢栓塞”という病名がついてくることはよくあります。
 これは、“みみあかのため鼓膜が見えないので耳の病気があるかどうか判断できません”という意味です。
 少量のみみあかでも鼓膜が見えなければ“耳垢栓塞”としますし、みみあかがあっても、すきまから鼓膜が確認できれば病名はつきません。
 医療機関では、みみあかを取ったあと、鼓膜の状態を診るのが本当の仕事です。
 おうちで十分にみみあかを取ってなかったよ、と責めているのではありません。

 “鼻炎”や“副鼻腔炎”と診断されることも多いと思います。
 私の場合、“アレルギー性鼻炎”と“鼻かぜのみずばな”のばあいをまとめて、“鼻炎”と診断しています。
 また、“副鼻腔炎”と“鼻かぜの黄ばな”のばあいをまとめて “副鼻腔炎”と診断しています。
 程度により、“要受診”のばあいと、“様子を見てひどいときに受診しましょう”のばあいがあります。後者の場合、本人がつらそうでなければ受診せず、本当に様子をみていていいのです。

 幼稚園、小中高校などの耳鼻科健診では、何百人もの生徒を限られた時間で診察するので、くわしい診断というよりは、治療を要する状態か否かに重点をおいて判断しているのです。

[2018/05/23]