みみ、はな、のどの病気についての解説
食事のたびにアゴの下が腫れて痛む‥‥唾石症かも やさしい
左右のアゴの下には顎下腺という、つばをつくる腺があります。つくられたつばは、管を通って下の前歯のすぐ後ろに出てきます。
このつばの通り道に“唾石”という固い石灰化物ができることがあります。この唾石が大きくなると、食事のたびにつばの流れをじゃまするのでアゴの下が腫れて痛むのです。炎症をおこして膿んでいる場合もあります。
唾石症は、唾石が口の中から触れれば簡単に診断できます。口の中から触れないような深い位置にある場合は、CT検査が必要です。
口の中から触れるような唾石であれば、局所麻酔の注射をした後、唾石のすぐ上をちょっと切って取り出すことができます。
口の中から触れない大きな唾石は、全身麻酔の手術で顎下腺ごと取ってしまいます。
[2019/06/05]