みみ、はな、のどの病気についての解説
のどに魚の骨がささった やさしい
もっともよく刺さる場所はのどの両側にある扁桃です。
ここの骨は、口を大きく開けるだけで見える場合が多く、舌をかるくおさえながらピンセットで取ります。
舌の奥の方(舌根)や、扁桃の下の方にもときどき刺さります。
このような場所の骨は、内視鏡という胃カメラのような道具を使ってみつけます。
その後、細い管をそなえた内視鏡をつかい、道具をその管に通して骨をつかんで取ります。
骨が全部かくれていたりすると、見つからない場合もありますが、CT検査をすると太い骨は写ります。
1~2日でゆるんで自然に抜ける場合も多いので、骨が見つからない時でも痛みが軽ければ様子を見てもらう場合もあります。
こすれて傷ついているだけの場合もあるかもしれません。
ほっとけないのは、太い骨が食べ物の通り道の外までつきぬけている場合です。
膿んでくるので、全身麻酔で手術をしてでも取らねばなりません。
ごはんのかたまりをのみ込む方法が、どの程度効果があるのかはわかりません。
来院されるのは効果が無かった方ばかりですから。
[2017/12/21]