みみ、はな、のどの病気についての解説
舌が短いといわれた ちょっと詳しい
舌小帯短縮症といいます。舌小帯は舌の裏側の中央にあるひだです。
生まれつきこのひだが短く、舌先までくっついているために舌先が動きにくくなっている状態を舌小帯短縮症といいます。
将来、ラ行などの発音に障害をきたす可能性がありますが、多くの例では成長とともに舌や舌小帯が伸びて自然になおっていきます。
また舌小帯短縮症によって哺乳障害をきたすことはほとんどなく、まして睡眠時無呼吸や突然死の原因になることは考えられません。
以前は、新生児期や乳児期に外来でしかも無麻酔で簡単に舌小帯を切断していた時代がありました。
しかし現在では通常、新生児期や乳児期に切断する必要はなく4-5歳まで待ってラ行の発音ができないばあいなどにはじめて手術を考えればよいと考えられています。
手術は全身麻酔下におこなう場合が多く、手技自体は簡単で舌小帯を横に切って、縦にぬいます。
[2018/01/04]